【司法試験】刑法(H22)

問題

【出典:法務省ウェブサイト(<5461726F2D303034208C598E968C6E89C896DA81698D8791CC94C5816A8179>)】

答案(例)

第1 甲の罪責
甲がVを放置し結局Vが死亡した点、不作為による殺人とならないか。
1.実行行為性
●論点:不作為犯(実行行為)
(1)作為義務
あ:伝達義務
(2)作為可能性・容易性
あ:●
(3)結論:認められる。
2.結果
3.因果関係
●論点:因果関係
(1)あ
(2)結論:認められる
4.故意
●論点:認容説
(1)あ
(2)結論:認められる。
5.結論
成立

第2 乙の罪責
D薬の投薬等について業務上過失致死罪が成立しないか。
1.業務
(1)定義
(2)あ
(3)結論
2.過失
(1)●論点(過失、信頼の原則)
ア.あ:予見可能性
イ.あ:回避義務違反
(2)結論
3.結果
4.因果関係
甲の行為が介在
(1)●論点:因果関係
(2)あ:
(3)結論:
5.結論:成立

第3 丙の罪責
誤ってD薬を手渡した行為について業務上過失致死罪が成立しないか。
1.業務
2.過失
(1)あ:予見可能性
(2)あ:回避可能性
(3)結論
3.結果
4.因果関係
(1)あ
(2)結論
5.結論:成立
以上

出題の趣旨

【出典:法務省ウェブサイト(<5461726F2D915389C896DA8D8791CC94C5816988EA91BE985994C5816A8C88>)】

採点実感等

【出典:法務省ウェブサイト(<5461726F2D915389C896DA8D8791CC94C5816988EA91BE985994C5816A8C88>)】

参考

・まず、作為or不作為を検討すべきだったらしい。が、現場では、不作為からでOK。みな同じ。
・注意義務、が出てきた場合、その具体的内容を特定する。シッカリ特定すれば、その後の該当性検討が引き締まる。

その他