相続(管理)
相続(管理)について、質問があります。
3つだけなら、答えられますよ。
1.問題の所在は?
1.相続財産の管理・清算は、相続の問題か、相続財産移転の前段階としての管理・清算独自の問題か、ということです。
2.通説(有力説)・判例等は?
2.日本の学説には明るくありませんが、相続の準拠法によるのが通説、との話を聞いたことがあります。
根拠としては、相続統一主義の貫徹、ということのようですね。
3.反対説等・批判は?
3.財産管理法説です。
根拠としては、管理地法において、その他の地の法に準拠しつつ管理を行うことは、実効的ではない、ということなのでしょう。
批判としては、相続統一主義を害する、ということでしょうか。
なお、個人的には、通説は日本法の概念に引きずられている、或いは相続統一主義という(ドグマとまでは言いませんが)抽象的な原理に縛られている、という気がしないでもありません、という方のお話を聞いたことがあります、という噂を耳にした、ということも特にはないのですが、ただ、実務的には財産管理地法によるしかないのでは、という気がしないでもありません。
他にも質問がありますが、4つ目以降は、またの機会に。