離婚（慰謝料）
離婚（慰謝料）について、質問があります。
３つだけなら、答えられますよ。
１．問題の所在は？
１．不法行為の問題か、離婚の問題か、ということです。
２．通説（有力説）・判例等は？
２．日本の学説には詳しくありませんが。両説あるようですね。
個人的には、不法行為の問題として処理すれば良いかと（１７条説）。
少なくとも不法行為としての性質を有する以上、夫婦関係にあることを理由に特別視する必要性・許容性がなく。
（なお、民事的側面の問題ですから、親族相盗例（刑法）とは異なり、「法は家庭に入らず。」等と謙抑的になる必要性はなく、また（ある意味「家庭」が破綻する）離婚の場面での問題ですから、その許容性もなく。）
なお、離婚自体についての慰謝料は、通則法２７条説で問題ないでしょう。
また、離婚後の扶養についても、離婚の準拠法によれば足りるでしょう（扶養義務の準拠法に関する法律４条１項）。
３．反対説・批判は？
３．離婚の問題とする説（２７条説）です。
他にも質問がありますが、４つ目以降は、またの機会に。
