2023年5月13日 / 最終更新日時 : 2023年7月5日 竹岡 修太 判例(開門) 債権質(最高裁昭和53年4月20日第一小法廷判決) 【事実の概要】・B社(外国法人)が、Y銀行(香港支店。本店はバンコク所在。)と、当座貸越契約を締結した。・その条件として、B社の代表者A(中国人)がY銀行(東京支店)に有する定期預金証書について、Aが裏面署名の上、Y銀行 […]
2023年5月6日 / 最終更新日時 : 2023年1月9日 竹岡 修太 判例(開門) 弁済の通貨(最高裁昭和50年7月15日第三小法廷判決) 【事実の概要】・X(銀行)が、A(Y設立に係る会社)に対し、融資をした。・Yは、Xとの間で、当該融資に基づくAの債務について、保証契約を締結した(極度額25万ドル)。・しかし、Aによる弁済が滞った。・そこで、Xは、Yに対 […]
2023年4月29日 / 最終更新日時 : 2023年1月9日 竹岡 修太 判例(開門) 内縁解消(最高裁昭和36年12月27日第一小法廷判決) 【事実の概要】・X(女)・Y(男)は、共に日本に住所を有する韓国人。XYは内縁関係にあった。・しかし、Yは、Xを顧みず、他の女性と外泊する等し、かかる行動を改めようとしない。・そこで、Xは、Yに対し、内縁破棄の不法行為に […]
2022年11月12日 / 最終更新日時 : 2024年1月6日 竹岡 修太 判例(開門) 職務発明(特許法)(最高裁平成18年10月17日第三小法廷判決) 【事実の概要】・Xは、Y(日本法人)の従業員として在職中、Yの社内規程に基づき、Yに対し、日本・外国におけるある発明につき特許を受ける権利を譲渡し対価を得た。・Xは、Yの退職後、当該対価が不十分であると主張し、相当の対価 […]
2022年11月5日 / 最終更新日時 : 2024年1月6日 竹岡 修太 判例(開門) 所有権(自動車)(最高裁平成14年10月29日第三小法廷判決) 【事実の概要】・Xは、Yに対し、日本の裁判所において、所有権に基づく自動車の引渡し等を請求した。・当該自動車は、イタリアで盗難され、UAEを経由し、日本に輸入され転々流通し、現在Yが取得している。・当該自動車の登録は、日 […]
2022年10月29日 / 最終更新日時 : 2024年1月6日 竹岡 修太 判例(開門) 特許権侵害(最高裁平成14年9月26日第一小法廷判決) 【事実の概要】・Xは、ある装置について、米国特許権を有している(日本においては対応する特許権は有していない。)・Yは、日本において、当該米国特許権に係る発明の技術的範囲に属する製品を製造し、米国に対し輸出していた(Yの完 […]
2022年10月22日 / 最終更新日時 : 2024年1月6日 竹岡 修太 判例(開門) 不法行為の国際裁判管轄(最高裁平成13年6月8日第二小法廷判決) 【事実の概要】・X(日本法人)は、とあるヒーローものの著作物の著作権者であり、A(日本法人)に対し、当該著作物につき東南アジアの特定国における利用許諾をしていた。・Y(タイ人)は、自己が社長に就任しているBが日本以外の国 […]