法人の従属法

律子

法人の従属法について、質問があります。

ワヴィニー

3つだけなら、答えられますよ。

律子

1.問題の所在は?

ワヴィニー

1.法人に係る法律関係について、適用される法は?、ということです。

律子

2.通説(有力説)・判例等は?

ワヴィニー

2.通説としては、設立準拠法説です。
根拠としては、①法人格を付与されて法人となる以上、自然であること。また、②明確であること、等が根拠です。

律子

3.反対説・批判は?

ワヴィニー

3.本拠地法説です。
批判:①移転により変更されうること。また、不明確であること等、です。

なお、法人格否認の準拠法については、設立準拠法によるという説の他、場面毎に検討するとの説があります。後者が有力でしょう。
後者について具体的に言えば、法人の内部関係については従属法、外部関係については契約の準拠法等、が適用されることとなります。

律子

他にも質問がありますが、4つ目以降は、またの機会に。

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