「居玉は避けよ」
最近、将棋に凝っているのですが、「居玉は避けよ」と言われました。
玉が居るままだと面倒なことになるので、早めに動かしてしまえ、ということですね。
面倒なこととは?
例えば、居玉のままだと、相手方から見た王手飛車の筋に入ってしまう、等と一般的には説明されていますね。
そうではない考え方もあるのでしょうか?
私の師匠は、玉を囲うという発想ではなく、より根本的には(玉を囲わないばかりか)転々とさせることが利益である、とおっしゃっていましたね。
…囲う≒玉自身が自陣に固定化する、ということですから、そうではなく、玉がどこかに行くよう、その可動性を確保しておく必要がある、ということですね。
ただ、私の師匠の師匠は、そもそも玉を保護する価値などなく、将棋などにうつつを抜かしていること自体が問題である、玉うんぬんを論じる価値自体がない、と仰っていましたが(笑)。
なるほど…、確かに寿司の盛り合わせにおいて、(少なくとも私にとっては)玉は箸休めに過ぎません。言わば、「居ても居なくても同じ」ということですね。
…そ、それはさておき、結論はその通りです。