他に「減る」もの

ワヴィニー

今回の東京オリンピックが、原則無観客となったようですね。

律子

経済効果の減少等につき、試算が出ているを目にしました。

ワヴィニー

他に減るものとして、過去のオリンピックとの比較において、そこで生まれる世界記録の数も(目に見えて)減ると推測しています。

律子

開催の有無自体が直前まで決まらなかったことにより、トレーニング・練習等に際しての選手のmotivationにも影響があったでしょうからね。

ワヴィニー

そのような(1)「事前のmotivation」に加え、(2)競技「当日のmotivation」が、著しく低下しますからね。

律子

観客以外に、例えばサポーター等についても、取り立てて考えたことはなかったのですが、今回は正しくその存在意義が明らかになるのでしょうね。

なかなかない機会ですから、人間のmotivationとはどこにあるのか、performanceは何に依存するのか、等について考えてみる良い機会かも知れません。

ワヴィニー

個人的には、ある意味で(3)「事後的観点でのmotivation」の低下も懸念しています。

あくまで仮定の話ではありますが、今回のオリンピックにおいて獲得したメダルの歴史的な評価は高くならない等の必ずしも正しいとは思われない言説が広がると、通常であれば終生続くであろうメダル獲得による名誉の(想定)価値が事前に(・不合理に)低下させられる結果、一定程度motivationが低下する選手も出て来るでしょう。

律子

司法試験を受験している友人に即して言えば、(1)司法試験の有無が直前まで不明だと勉強に身に入らず(事前)、(2)当日試験場に(誰でも良いですが)応援が来てくれていないと気持ちの盛り上がりに欠け(当日)、(3)事後に「あの年は受験生が少なかったから合格の価値は低い」等と言われる可能性(事後)を想像すると…、といったところでしょうか。

ワヴィニー

オリンピックに話を戻し、その種目「100M」を例にとると、①世界中の人間(世界記録打破については過去の人間)がライバル、②1種目、③4年に一度、④10秒で勝負が決まる(スタート・中盤・終盤のどこかで些細なミスを犯せば挽回は事実上不可能)等の特徴がありますね。

更に言えば、選手の体調・気温等の客観的条件により、スタート前に勝負がついている、と言っても過言ではない程の競技なのかも知れません。
いわば「我々は、『実行行為』・『因果関係』を意識することなく、TV等で『結果』のみを事後確認しているに過ぎない」ということなのかも知れません。

上記はある意味で極端な例ではありますが、個人間の競争として、オリンピック競技以上に厳しい競争を想像するのは難しいのではないでしょうか。

律子

ということで、Motivationは、非常に重要ですね。

いずれにしても、開催される以上は楽しみます!