【司法試験】行政法(H22)
問題
【出典:法務省ウェブサイト (<5461726F2D303031208CF696408C6E89C896DA81698D8791CC94C5816A8179>)】
答案(例)
第1 設問1
1.予想される住民訴訟
・242条の2第1項柱書
・242条の2第1項第4号
2 訴訟要件
出訴期間は充足。
1.B:適法
2.C:違法(住民要件不充足)
3.D:違法(住民監査請求要件不充足)
第2 設問2
1.随意契約
原則:一般競争入札。例外:随意契約。
該当性⇒地自法234条2項、同施行令167条の2第1項各号に該当する場合に例外的に許される。趣旨:機会均等、手続の透明性、金額の妥当性確保 等
「その他の契約でその性質又は目的が競争入札に適しないもの」該当性
(1)Bの主張 ●認識:問題文から独立の項目として
(2)Aの主張
(3)Fの意見
2.適正な対価
適正な対価ない場合には議会の議決必要(地自法96条1項6号、237条2項)。趣旨:損失、財政運営のひずみ予防
しかし、Aは議決を経ず売却。
(1)Bの主張
(2)Aの主張
(3)Fの意見
第3 設問3
1.小問(1)
・間接民主制
・直接民主制
どちらが優先するか。原則・例外か。裁量の広狭。 ●検討:立法裁量ではなく行政裁量か?
2.小問(2)
(1)あ
(2)あ
(3)自らの見解
以上
出題の趣旨
【出典:法務省ウェブサイト (<5461726F2D8F6F91E882CC8EEF8E7C81698D8791CC94C5816A8C888DD98CE3>)】
採点実感等
【出典:法務省ウェブサイト(<5461726F2D915389C896DA8D8791CC94C5816988EA91BE985994C5816A8C88>)】
参考
・住民訴訟を出題したことにつき批判があった模様。それ以降、出題されていない模様。実務家になってあまり経験しないものを年1の試験で出題するセンス?
・実定法の解釈・適用が弱い。らしい。●認識:法曹倫理的。趣旨から規範を立てて。という点で同様の対応で良いはず。勉強し過ぎで(知らない、というだけで)パニックになる受験生が多い?あるいは、そもそも法曹倫理も同様であり、よって(後で、も良いことも相まって)出題されなくなったか。
その他
・議事録の重要性を改めて認識した。答案構成に関わる。
・復習はほぼ不要と思料。予備試験H26を想起させた。
