【予備試験】法律実務基礎科目(刑事)令和4年

問題

【出典:法務省ウェブサイト (001376762.pdf)】

解答例

第1 設問1
1.小問(1)
先輩後輩、共犯者であり責任転嫁・引っ張りこみの危険あり。よって、慎重に判断。
(1)他の証拠との整合性 ●認識:最重要(特に客観的証拠との)
・証拠⑨、⑪
・証拠⑮
・証拠⑫、⑭、⑬
・証拠⑦
・証拠⑥、⑯
(2)秘密の暴露
秘密の暴露とは。
・証拠⑩、⑪、⑬、⑭
(3)供述の具体性・迫真性・一貫性
・証拠⑩、⑰
2.小問(2)
共謀、及びそれに基づく実行行為が必要。
(1)共謀
証拠④、⑦、⑧、⑥(キャッシュカードの性質)、⑫
(2)実行行為
証拠④、⑤
証拠⑦、⑧(近接所持)
自白あり。

第2 設問2
316条の2第1項
争点は共謀

第3 設問3
39条2項参照
・第2回公判期日の前か後か。

第4 設問4
1.小問(1)
(1)やむを得ない事由
趣旨から316条の32第1項。また316条の17第1項の主張明示義務。しかし、新たに。
あ:異なる証言。かつ真実解明に重要。
(2)証拠能力
矛盾弾劾のために必要。よって、328条。
2.小問(2)
・同意(326条1項)は伝聞証拠について。
・「異議」は証拠調べ請求に対するもの(309条1項、規則205条1項)。裁判所は決定する必要あり(309条3項)。
あ:証拠⑩は弾劾証拠。よって、同意ではなく、異議なし。
以上

出題の趣旨

(略)