【予備試験】行政法(R6)

問題

【出典:法務省ウェブサイト (001432532.pdf)】

解答例

第1 設問1
1.●原告適格
2.あ
(1)農地の利用を阻害されない利益を主張
(2)移転許可(農地法3条1項)、転用許可(同5条1項)、許可条件(同条2項4号)。また、「衡量」要素(51条1項柱書)。よって、不特定多数者の具体的利益として保護する趣旨。
(3)財産権だが、収入がなくなれば生活・健康を害する。排水障害等により直接的被害。よって、個々人の個別的利益として保護する趣旨。
(4)あ:Xは、栽培できず著しい被害。
3.結論:原告適格が認められる。
第2 設問2小問(1)
1.違法
(1)違法とは職務上の注意義務に違反することをいう。●補足:法律要件に違反して行われたことが前提(参照:出題趣旨)
(2)あ:違法
2.過失
(1)過失とは一元的
(2)あ:OK

第3 設問2小問(2)
1.行訴法37条の2第1項
(1)「重大な損害」
・定義
・あ
(2)「他に適当な方法がない」
・定義
・あ
2.農地法51条1項
・定義:「違反転用者等」・「特に必要がある」
・あ
以上
●補足:「一定の処分」について書いても良い、だろう。

出題の趣旨

 【出典:法務省ウェブサイト (001432532.pdf)】