「脳操」
「頭の体操」という言葉があるようですが、「頭」も「体」の一部なのですから、MECEな表現ではないですね。
「体」(or「身体」等)との文言を使わず、「頭」の訓練に特化した「脳トレ」という言葉もあるようなので、それでええんちゃう?
ただ、聞くところによれば、「体操」には数百の技があるとも言われ。日常的には決して使用しないような身体の操り方を芸術的レベルまで追求しているとのこと。「体操」という言葉には、先人の感性の素晴らしさを感じずにはいられません。
ほな、「脳操」でええんちゃう?
そのイメージです!
ただ、なぜ「頭の体操」・「脳トレ」という言葉が使われるか、良く考えた方がええで。イメージし易いからや。
「頭の体操」は、必ずしも現実的ではないことにつき、あれこれ検討することの表現として。
「脳トレ」は、現実に使用する能力につき、あれこれ鍛えることの表現として。
それらに比べ、「脳操」という言葉は、解り難い。また、発音も、し難い。更に言えば、「妄想」みたいや。
よって、人口に膾炙することは少なくともないだろう。新語の生成は、そう簡単ではないで。