例の「1mm」論

律子

「例の1mm」について、2つ言わせてくだい。

1.1mmに(最後まであきらめてはいけないと)感動した(情熱)。

2.1mmを(正確に判定できたことに)感動した(技術)。

ワヴィニー

「例の1mm」について、1つ言わせてください。

例の写真の下の方に、クロスバー(上の1本)、そしてゴールポスト(縦2本の内1本(ボール側))が写っている。

律子

meは暇なく質問させてもらいますが、then what?

ワヴィニー

「例の1mm」について、2つ言わせてくだい。

1.1mmではない。
(クロスバーの他に(それと重ならずに左側に)ゴールポスト(ボール側)が写っており、例の写真は明らかに(真上からではなく)フィールド内側寄りから撮影されている。よって、より厳密にゴールライン(≒クロスバー)の真上から見れば、ボールとゴールラインは「1mm超」重なっていると考えられる。)

2.まだまだ永遠に判らないこともある。
(設例として、仮にボールに触れた選手が(オフェンス側だった彼ではなく)ディフェンダーであり、かつ当該プレーが(守備選手として、ゴールに入りかけているボールを)逆にクリアしようとするものであったとすると、(クロスバーが存在することから上からの写真撮影が阻害され)例のものと同様の写真が使用されることはなかったと考えられる。)

律子

それで?

ワヴィニー

詮ずる所、私が言いたいのは、(仮に到達する結論(インプレーしたがってゴール認定)に変わりはないとしても)証拠(写真)は(冷静と情熱の間ぐらいか否かは別論)慎重に見なければならない、”non riquet”もままあるのだから、ということではありません。
(なお、上記2の設例(例の選手がディフェンダーだとの仮定)について言えば、①観客席の各所に設置されたカメラの画像データを総合的に解析することにより、また②(ここでは深く立ち入りませんが)今大会においてはボール自体も「ハイテク」であることから、仮に今回のような(私見によれば完全ではなく「ほぼ」であるが)真上から撮影された写真がなくとも、ゴールorノーゴールは判定できたのかも知れません。)

人は感動(情熱・技術)を探している、ということです。

律子

いや~、小賢しい(技術的な)話で、1mmも感動しませんでした。

ということで、「3回ムチ」打ちの刑とさせて頂きます。

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